”免疫細胞”について

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
※過去のブログ(2897記事)はこちらからご覧ください

6月13日(火)のテーマは「”免疫細胞”について」です。

先日は「免疫」について復習的な内容を記しました。

・「免疫」は「自然免疫」と「獲得免疫」に分かれる

・「自然免疫」は皮膚や粘膜、白血球など、物理的な壁で病原体の侵入を阻んだり構造を認識して攻撃したりする仕組み

・「獲得免疫」は感染したり予防接種をすることで病原体の情報を記憶して、同じ病原体が入ってきたときに効率よく排除できるようにする仕組み

といったところまで記したかと思います。

今日はその続きを少しばかり。。

私たちの身体の中に異物(ウイルスなど)が侵入した際に活躍するのが、、

「免疫細胞」

です。

この「免疫細胞」がしっかりと機能している状態が、、

「免疫力が高い状態」

と言えますね。

「免疫細胞」の種類と役割は以下です。

・樹状細胞
→鼻腔、肺、胃、腸管、皮膚などに存在する細胞
→異物を取り込み、異物の特徴(抗原)を他の免疫細胞(主にT細胞とB細胞)に伝える役割をしている

・マクロファージ
→アメーバ状の細胞
→異物を取り込み消化したり、異物の存在を他の免疫細胞に伝えたり、サイトカインを産生したりする役割をしている

・T細胞
①キラーT細胞
→樹状細胞から抗原情報を受け取り、ウイルスに感染した細胞やがん細胞に取り付き排除する役割

②ヘルパーT細胞
→樹状細胞やマクロファージから抗原情報を受け取り、サイトカイン産生し、異物への攻撃の作戦を立てて指令を出す役割

③制御性T細胞
→キラーT細胞などが正常な細胞を攻撃しないように抑制したり、免疫反応を終了に導いたりする役割

・B細胞
→造血幹細胞から作られる細胞
→樹状細胞から指令を受け、異物を攻撃する抗体を産生する役割

・NK細胞
→常に体の中をパトロールしている細胞
→ウイルスに感染した細胞を見つけると単独で攻撃をしかけ、排除する役割
→他からの指令を受けずに単独で攻撃するため”生まれつき(ナチュラル)の殺し屋(キラー)”と呼ばれている

です。

それぞれの免疫細胞が連携してわれわれの身体を守ってくれているわけですね。

「NK細胞」は単独で動いているので少し異質な感じがします。(ちょっとカッコいい。。笑)

それぞれの免疫細胞をしっかり活性化して、感染症をふっ飛ばしていきましょう!