”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.345

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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9月9日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.345」です。

毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

【今回のご質問】

「靴の外側がすり減っていて気になっています。なぜ靴の外側ばかりがすり減ってしまうのでしょうか?」

靴の外側がすり減っている方は多いです。

歩く際はかかと〜足の外側〜足の親指の順で圧がかかります。

靴の外側がすり減るのは最後の「足の親指」までいかずに「足の外側」で終わってしまうことで過度に外側に負荷がかかることで起こります。

人間の動きは重力を上に伝えることで作られていると言われています。

この重力を上に伝える際に、最初に重要になってくるのが、、

「足のアーチ構造」

です。

足のアーチ構造が乱れてしまうと、重力をうまく上へ伝えられないため、他の部位で代償動作が起こり、疲労の蓄積やケガの原因になったりします。

足のアーチ構造の乱れを改善するためには、、

①内側縦アーチ

②外側縦アーチ

③横アーチ

の3つのアーチを改善する必要があります。

ご質問者様の場合は上記3つのうち②外側縦アーチが落ちている可能性が高いです。

足のうらの外側のアーチのことを、、

「外側縦アーチ」

と言います。

「外側縦アーチ」が落ちてしまうと、以下の連鎖が起こります。

→外側縦アーチが落ちる

→足部が内反する(外側に倒れる)

→ひざが外側に開く(がに股)

→膝関節の内側の軟骨が削れやすくなり、ひざの内側が痛くなる

また違う視点で見ると、

小趾外転筋 → 外側縦アーチ → 前脛骨筋 → 腸脛靭帯を経て外旋六筋

という順番で運動連鎖が起こるため、「外側縦アーチ」が落ちていると、その分「前脛骨筋」や「外旋六筋」の負担が増えます。

そうなると「すねの外側の痛み」や「臀部~腰の痛み」につながりやすいということですね。

靴のすり減りから外側縦アーチの異常に気がつくことも多いですので、この機会に改善していけると良いと思います。

参考になっていれば幸いです。