こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
※過去のブログ(2897記事)はこちらからご覧ください
今日のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.274」です。
毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。
【今回のご質問】
「股関節の内側の付け根辺りに違和感や痛みがあります。ストレッチなどをしてもなかなか取れないのですがどのような原因が考えられるでしょうか?」
股関節に違和感のある方は多くいらっしゃいます。
パターンとして多いのは普段の座り姿勢による悪影響によって股関節に違和感や痛みが出るパターンです。
股関節に悪影響を及ぼす可能性がある「普段の座り姿勢」は以下です。
・割座(女の子座り)
・ななめ座り(左右どちらかに足を出して座る)
・背中座り(イスの背もたれなどにもたれかかる座り方)
・ボディスリップ座り(どちらかのお尻に体重が乗っている座り方)
などなどです。
特に「割座」と「ななめ座り」は股関節の位置がずれてしまうためNGです。
ななめ座りの場合は、、
「どちらかの方向はやりやすいけど逆側はやりにくい」
などがあると身体の歪みの原因にもなるので注意が必要です。
なるべくななめ座りはしない、もしくは左右均等に行うなどの対処をしましょう。
正しい座り方のポイントとしては、、
①骨盤が過剰に後傾しない
②股関節が過剰に内旋しない
③どちらかにかたよらない
などが挙げられます。
該当する方は今日から是正するようにしましょう。
また、別の観点として「鼠径ヘルニア」の疑いがあります。
「鼠径ヘルニア」とは、、
通常お腹の中にあるはずの腹膜や腸が、鼠径部の筋膜から出てきてしまっている状態。
「脱腸」とも呼ばれる。
です。
症状としては、、
・立ったときやお腹に力を入れたときに鼠径部の下あたりに柔らかい腫れができる
・違和感、不快感
・痛み
・嘔吐
などなどです。
原因としては、、
・先天性(乳幼児の場合)
・加齢による筋肉や周辺組織の衰え
・腹圧のかかる製造業
・立ち仕事
・便秘症
・肥満
・前立腺肥大
・ぜんそく
・妊娠
などが挙げられています。
要は、筋肉や筋膜に過剰に負担がかかることが多い場合になりやすいということですね。。
特に40代以上の男性に多いようで、男女比は8対2なんだとか。
「鼠径ヘルニア(脱腸)」で怖いのが出てきた腸が戻らなくなるカントン(嵌頓)という状態です。
こうなると出てきた部分の組織が死んでしまい、その部分を切除する手術が必要になるので、かなり大変な状態と言えます。
基本的には、ポコッと出ている部分が寝転がっても戻らなかったり、明確な痛みがある場合、「嵌頓」の可能性があるようです。
心当たりのある方は早めに受診するようにしましょう。
参考になっていれば幸いです。