”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.326

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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4月29日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.326」です。

毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

【今回のご質問】

「膝痛で病院に行った際に”膝に水が溜まっている”と言われました。水を抜くかどうか聞かれたのですが、どうしたら良いか悩んでいます。どのように対処したら良いでしょうか?」

膝痛で受診した際に同様のことを言われた経験のある方は多いと思います。

膝に痛みがある場合、膝関節内に炎症が起き、それを抑えようと、関節内の滑液が増えてしまっていることがあります。

この状態がいわゆる、、

「膝に水がたまった」

という状態ですね。

「膝に水がたまった場合」の対処法は以下です。

・アイシング

・膝関節付近の筋肉と関節を緩める(ストレッチなど)

などです。

膝関節内の炎症が起こっている場合、「アイシング」をして炎症をおさえることが大事です。

たまった関節内の滑液は、関節包の滑膜から作られたり吸収されるため、まずは炎症をおさえて滑液が滑膜に自然と吸収されるのを待つことが第一選択肢ではないかと思います。

この滑膜に自然と吸収されるのを補助する役割が、周辺の筋や関節を緩める行為となります。周辺の筋や関節が硬くなってしまうと、血流やリンパの流れが悪くなってしまうため滑液の吸収がうまく行われず、膝関節内にたまってしまう原因になるからです。

この二つをおこなっても”痛みが引かない”または”水がたまったままでパンパンになっている”場合、、

「病院で膝関節内の水を抜いてもらい、出血や細菌感染がないかを診断してもらう」

という選択肢が出てきます。

最初から水を抜いてもらい、、

・炎症の有無を確認して、炎症をおさえる薬を入れてもらう

・細菌感染の有無を確認して、適切な処置をしてもらう

という方法もありますが、まずは自然と吸収されるのを促す方法を試した方が良い場合が多く感じます。

米国整形外科学会(AAOS)は、変形性膝関節症治療に関する診療ガイドラインにてヒアルロン酸の使用を推奨しないと明記しています。

一番の予防法は、柔軟性を高めて膝関節に負担がかかりすぎないようにすることだと思います。

日々のストレッチやボディケアで膝関節周りの血流やリンパの流れをよくしておくことが大事ということですね。

参考になっていれば幸いです。