こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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3月14日(木)のテーマは「”運動連鎖”という流れの中で原因を見つけよう!」です。
今週は「動作エラー」についてあれやこれやと記しています。
症状のある部位のみを見ても根本的な原因が見えてこないことは幾度となくお伝えしてきた通りです。
今日はその中で、実際にあった事例を一つご紹介致します。
慢性的な肩こりでお悩みの方の例です。
その方はいわゆる「肩こり」の時に起こる僧帽筋上部や肩甲挙筋の筋硬縮が顕著でした。
お身体を拝見すると、鎖骨が上がっているのに肋骨は下がっており、骨盤が過度に前傾しています。
そして、股関節が過度に内旋優位になっていました。
この場合、どのような運動連鎖が起こっているかというと、、
→股関節が内旋優位になる(割座など)
→骨盤が前傾方向に誘導される
→腹直筋が下に引っ張られ、肋骨が下がる
→肋骨が下がることによって、猫背になる
→猫背になることによって、胸郭が圧迫され呼吸が浅くなる
→取り込む空気を増やすために、鎖骨を上げて肺を広げようとする
→鎖骨を上げる際に、僧帽筋上部〜肩甲挙筋が収縮する
→肩こりの発生
という流れです。
こうなると「肩こり」の大元の原因は「股関節の内旋優位(割座のしすぎ)」になります。
「肩こり」だからと言ってそこだけにアプローチをしても本当の原因は改善しないということですね。
こうした運動連鎖という流れの中から動作エラーの原因を導き出せると良いと思います(^^)