こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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8月17日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.394」です。
毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。
【今回のご質問】
「健康面で意識の高い方は牛乳陰謀論や日本人は乳糖を分解出来ないなど否定的な人が多いように感じます。このような情報がある中、乳製品についてどのように捉えたら良いでしょうか?」
栄養関係の偏った主張はさまざまなところで散見されます。
こういった情報をどのように捉えるかはすごく大事な観点ですので、考え方をまとめていきたいと思います。
まず、基本的な考え方は、
「すべての物質は”毒”である」
「”毒”でない物質はない」
「物質が”無毒”であるかどうかは、その摂取量によって決まる」
という16世紀の医師パラケルススが残したものが参考になると思います。
つまりは「なんでも摂り過ぎれば身体に害が及ぶ」ということです。
「乳製品」で言うと特に「牛乳」の関して、賛否両論さまざまな意見や見解が示されています。
「牛乳」についてのさまざまな見解は以下です。
・乳牛の飼料の中に含まれる有害物質によって、人体に悪影響が出る可能性がある
・乳牛に打たれる成長ホルモン剤によって、人体に悪影響が出る可能性がある
・日本人の約85%は牛乳に含まれる乳糖を分解できない(乳糖不耐性)ため下痢を起こしやすくなる
・牛乳に含まれるリンによってカルシウムの吸収が妨げられる
などなどです。
ちょっとネガティブなものが多いのが気になりますが、こうした見解からちょうど良いところを導き出せると良いと思います。
「0か100」ではなく「1〜99」の間でどの辺りが丁度良いかを見極めるには反対の意見を確認することが大事です。
この場合、牛乳が身体に良いと主張しているものを見るということですね。
双方の意見を見た上でどのあたりで捉えるのが丁度良いかを見極める中庸の目が必要ということです。
個人的には、これからどのような研究データが出てくるのかを注視しながら、牛乳に関しては一日200ml程度を目安に嗜好品として楽しむ方向で捉えています。
参考になっていれば幸いです。