”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.399

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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9月21日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.399」です。

毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

【今回のご質問】

「代謝を良くするためには酵素ジュースを飲むと良いと言われました。よくわからずにとりあえず飲んでいるのですが、本当に効果があるのでしょうか?」

代謝は歳を重ねると共に落ちてきますので、何かしらの対応が必要になってきます。

そのうちの一つとして酵素ジュースを選択される方もいらっしゃいますが、まずは全体像を確認していけると良いと思います。

「酵素」には、、

①体内で合成される酵素(代謝酵素と消化酵素)

②食物酵素(食物に含まれる酵素)

があり、、

○消化酵素
→消化のための酵素で、私たちが毎日食べるご飯や野菜などの食べ物を消化分解し、吸収するための酵素。
・アミラーゼ : でんぷんをブドウ糖に分解
・プロテアーゼ : たんぱく質をアミノ酸に分解
・リパーゼ : 脂肪を脂肪酸に分解

○代謝酵素
→消化酵素によって体内で利用出来る形にしたエネルギーを身体全体で活用するための酵素。代表的なものにCYP(シトクロムP450)があり、身体に取り込んだ薬物を酸化反応で分解して体外へ排出しやすくする役割がある。
・新陳代謝促進
・有害物質除去
・自然治癒力向上

○食物酵素
→生の食べ物(野菜、果物、生の肉・魚など)や発酵食品(みそ、納豆、ぬか漬けなど)に多く含まれ、消化酵素の役割をサポートする

という役割を担っています。

このうち前述した通り「①体内酵素」に関しては年齢を重ねるごとに絶対数が減少していくといわれています。

なので、年齢を重ねるごとに粗食(消化酵素の役割を減らして、代謝酵素とのバランスをとること)が必要になってくるということです。

この時に「②食物酵素」である酵素ジュースを摂る事で消化酵素の役割をサポートして役割を減らし、結果的に代謝酵素の役割を助けることが狙いである考えられます。

少々遠回りではありますが、、

酵素ジュース(食物酵素)→消化酵素をサポート→代謝酵素も多少楽になる

というイメージですね。

気をつけたいのは酵素ジュースであっても摂り過ぎてしまうと消化酵素の役割が増えるため無意味になってしまう点です。

個人的には発酵食品や生の野菜、果物を必要カロリー内で取り入れる程度で十分だと思います。

あくまで食べ過ぎ飲み過ぎを減らして全体的な消化酵素の役割を減らすことが先で、プラスαで酵素ジュースも上手に活用していくようにしましょう。

参考になっていれば幸いです。