こんばんは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
今日のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.261」です。
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毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。
【今回のご質問】
「普段摂取する油をオリーブオイルやエゴマ油、アマニ油などにするようにしています。なんとなく身体に良いような気がしているのですが、具体的な変化はあまりわかりません。なぜ上記のような油を取ることが良いと言われているのですか?」
以前にも記したことがありますが、油選びの基本は、、
「高オメガ3、低オメガ6、低飽和脂肪酸、トランス脂肪酸ゼロ」
です。
なので、基本的には「オメガ6脂肪酸」と「オメガ3脂肪酸」を摂るべしということなのですが、現代の食品の中には「オメガ6脂肪酸」が多い傾向があるので、「オメガ3脂肪酸」を選んで摂るべしという流れになります。
この二つはバランスなので、もし現代の食事で「オメガ3脂肪酸」が多い傾向にあれば「オメガ6脂肪酸」を多く取る必要が出てきます。
それぞれの油についての細かい内容は以下です。
・オメガ6(リノール酸)
→コーン油、ひまわり油、ごま油、大豆油、アーモンド油など
→体内でアラキドン酸に変換される
→オメガ6の比率が高まると細胞膜を硬くする
→アラキドン酸由来のエイコサノイドは炎症を促進し、血液を固まりやすくする
・オメガ3(αリノレン酸)
→魚の油、しそ油、えごま油、アマニ油など
→体内で、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に変換される
→オメガ3の比率が高まると細胞膜をやわらかくする
→EPA由来のエイコサノイドは炎症を抑制し、血液を固まりにくくする
→血中の悪玉コレステロールを低くし、善玉コレステロールを高める、血圧を下げる、血栓の予防などの効果がある
エゴマ油やアマニ油はオメガ3なので、現代のオメガ6過多の食事を考えると、バランスを取る上でオメガ3を多く選択するのは良いと思います。
それよりもトランス脂肪酸の過剰摂取に気をつけることの方が重要ですので、次のステップとしてそちらを意識していくようにしましょう。
参考になっていれば幸いです。