こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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今日のテーマは「”リアプレイザル”を活用しよう!」です。
先日は「”長期的ストレス”を把握しよう!」という記事を記しました。
その中で、、
・「短期的なストレス」に対しては過去の経験則から対応が出来ると考えられるため「長期的なストレス」を減らすもしくはなくすことを考えていかなければいけない
・「長期的なストレス」を減らすことで、ストレスホルモンの慢性的な分泌が抑制され、いざという時のストレスホルモンの効きを鈍らせずに済む
・紙を半分に折り「左側に長期的ストレス」→「右側に代替え方法」という感じで書き出していく
といったところまで記したかと思います。
「長期的ストレス」の中には、ストレスフリーに代替え不可能なものも多いですよね。
代替え不可能だから長期的ストレスになってしまっているとも言えますので、ここには別の考え方を導入する必要があります。
それは「リアプレイザル」という方法です。
「リアプレイザル」とは、、
ストレス反応をポジティブに変換する方法
です。
具体的には、なにかにストレスを感じたり、緊張したり、不安になった時に、、
「楽しくなってきたぞ」
「興奮してきたぞ」
というポジティブな感情に変換するという方法です。
また、特定の人にイライラした場合も相手のストレスに目を向けて、、
「あの人は何か悪いことがあったのかもしれない」
「あの人のストレスはなんなんだろう」
と考え直すことも「リアプレイザル」の一つです。
これによってストレスに対する抵抗力をつけていこうということなのですが、間違った解釈をしやすいところが難点です。
ストレス反応を無理やりポジティブに変換するとなると、いわゆる「作り笑顔」とか「やせ我慢」のようなイメージを持つ方が多いと思います。
実際はそうではなく、ストレス反応を「興奮」に変換するというイメージが当てはまります。
原始時代の人は外敵に襲われそうになった際に「ストレス反応」で素早い対処をする準備をします。
アドレナリンやACTH、コルチゾールを分泌させて準備をするわけですね。
しかし、この反応は別の場面で人間が獲物を見つけて捉えようとしている際にも同じように起こります。
つまり、外敵に襲われそうになった際の「ストレス反応」と、獲物を捕らえる際の「興奮状態」は身体の中では同様の反応が起こっているということです。
そして、その反応の最終的な判断を脳が行い「ストレス」なのか「興奮」なのかを決めているという流れです。
なので、「リアプレイザル」を用いて最終的な脳の判断を「ストレス」ではなく「興奮」に変えてしまうことで、ストレスホルモンの分泌の理由を「ストレス」ではなく「興奮」だったことにしてしまおうということですね。
なかなか難しいですが、これを続けることでストレスに強くなるため「ストレス筋トレ」とも呼ばれているそうです。。笑
長期的ストレスの中で代替え不可能なものは「リアプレイザル」をうまく活用していけると良いと思います。